
O-157は感染してしまうと、二日から三日ほどの潜伏期間を経て、血便と激しい腹痛の症状が出ます。そして、そのままでは血液中にもベロ毒素が入っていきますから、そして腎臓の尿細管細胞といわれるところが被害を受けることで、溶血性尿毒症症候群であったり、ひどい場合には急性脳症になってしまうこともあります。
この急性脳症になってしまうと、最悪の場合死に至ることもあります。日本では、2001年7月13日、小学校でO-157の集団感染がありました。このときの患者数は、その後のものも含めると7996名に上り、死者も3名を出すことになりました。
このときにO157の原因になっていた食材が何かというと、カイワレ大根である可能性が高いと厚生省が発表し、これによってカイワレ大根は非常に大きな風評被害を受けることになりました。このときに堺市の給食のなかで加熱調理されていないものの中に、カイワレ大根が存在していたためです。
そして大阪府での感染時、そして京都市内で感染したケースでも、同じようにカイワレ大根が存在していたことがこのとき大きく報道されました。
そして、堺市の感染者と、大阪府での感染者、そして京都市内の感染者から取り出したO157のDNAのパターンが同じであったため、カイワレ大根が疑われました。ですが、このカイワレ大根生産施設の立入検査ではO157は出てこず、結局原因は不明のままです。
そして、大きな風評被害を被ってしまったカイワレ大根生産業者は国を相手取って裁判を起こし、その後最高裁まで争われましたが、結果として国側の敗訴が決定しました。
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