
豊田商事事件において、客は金の地金(金の延べ棒)を購入するという契約を交わすことになるのですが、その金の地金は客に実際には引き渡すことをしないで会社がそのまま預かる形にします。
そして純金ファミリー契約証券などという、ただの証券だけを客に対して渡すという形でした。ですので、契約した者は一度も本当に現物を購入できているのかどうかを確認することができないという、現物まがい商法となります。そして、特徴としては勧誘をする際には、独居老人をターゲットとしている点であるといえます。
まず手口としては、電話セールスによって無作為的に電話をしていき、脈がありそうだと思う場合には、その相手の家まで訪ねていきます。そして、家を訪問すると、まずその老人の身辺の世話であったり、手伝いなどをして老人に息子(もしくは娘)だと思ってくださいなどのように伝えて、相手の心情に訴えかけて、詐欺商法を契約させるという手口でした。
そして詐欺ではないことや信用力をつけるために、有名な企業の名前を使ったり、有名なブランド名を使うという手口や、信用力をつけるためにテレビCMを作成するといったことも行い、さらに同社のイベントに芸能人まで使ったりなどのイメージ戦略を行いました。
また、この豊田商事という社名の由来としても、同じように有名なトヨタ自動車の関連企業であると思わせるためのものです。そして、トヨタグループのなかには、名前が非常に似た豊田通商というものがありますが、豊田商事と似ているということで非常に大きな風評被害が発生してしまい、大きな損害が発生してしまいました。
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